胸部外科では、心臓及び大動脈、肺、食道、縦隔洞、横隔膜、器官、血管などに発生する疾患を診断し、主に手術的方法で治療します。これらの胸部臓器は、生命を維持するのになくてはならない非常に重要な臓器なので、胸部外科は専門的な技術と知識、及び最先端医療施設を揃えて診療しています。
診療分野は、後天性弁膜疾患、冠状動脈疾患及び大動脈疾患を扱う成人心臓分野、先天性心臓疾患を治療する小児心臓分野、血管疾患を治療する血管外科分野、肺、食道、縦隔洞、横隔膜、器官などに発生する疾患を扱う一般胸部分野に大別されます。
また、胸腔鏡を利用して手術の傷を最小化する手術技法も行っています。特殊クリニックでは多汗症クリニック、人工心臓弁膜クリニック、肺癌クリニックなどを運営しており、手術の前後に患者の教育と相談を担当しています。
胸部外科領域の臨床及び基礎研究も活発に行われており、その結果を多くの学会や学会誌に報告し、胸部外科学の研究発展に寄与しています。
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